2009-01-29 春(仮) 茫漠とした朝靄の中 海上に漂う都市の影は 恋煩いの大蛤の溜息 蜃気楼の町々は 彷徨える淡海の如く 忽然として姿を消し 突如として現れる カルカソンヌのように 決して辿り着けはしない だが、夢に見ることは いつでも出来る(本宅からの転載ブツ)