昏き馬の騎手

ついさっきブラックライダーに殺られて昇天。チーン……。(未だにアバドン王をプレイ中。)
三歳児と向き合うって難しい。あまりにも反抗的且つ色々考えすぎて、あ、頭が前頭葉が……い、た、い。

偶然性と運命 (岩波新書)
木田 元
岩波書店
売り上げランキング: 349321
おすすめ度の平均: 3.5
2 偶然性と運命
4 「赤い糸」と「ツキ」を哲学的に考えると
5 ハイデガーと現実生活
一応読みました。引っかかる言葉も沢山ありやした。
ありやしたが……偶然の累積のような現実生活において運命的な瞬間の訪れ、
赤い糸云々の恋愛関係に限らず自分の人生に深く関わってくるような物、事との邂逅、遭遇の謎を解明するのは決して解けないとは言えないけれども、どこまで突きつめたら霧が晴れるのかしらむ(もくもくもく)謎は解けない方が魅力的でもあるし。
出逢い、遭遇こそが自己完結を打破する最大の力なのは、当然と言えば当然の結論です。私の中島敦に対する中国モノ作家というツマラン既成概念を破ってくれたのは『木乃伊』という短編を教えてくれたドイツ語の先生で、この作品の後に『文字禍』が無ければ文字、線と線の交錯体への懐疑も無かっただろうし。まあ未来のハイリターンのための伏線と成りうるのかもしれない、かもしれないと日常に無味乾燥感を覚えたときなど、思い起こしてみるのも良いかなあ。(今こそ想起するとき!適度にドラマチックでないと生き難い。)ハイデッガージンメル、メルロ・ポンティ等にも興味が湧いてきました。